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業務用エアコンの修理と買い替えはどちらがお得? 判断基準を解説

学校や介護施設、工場、オフィスなどにおいて業務用エアコンが故障すると、施設内の快適性が損なわれたり、利用者の体調不良につながったりするおそれがあります。業務用エアコンが故障した際は、迅速に対応を行うことが大切です。

業務用エアコンが故障した場合の対応としては、修理と買い替えの2つが挙げられます。

施設管理者のなかには、「業務用エアコンの修理と買い替えはどちらがよいのか」「業務用エアコンの修理をするときに気をつけることはあるか」などと気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、業務用エアコンの修理について、依頼する前にチェックする項目や買い替えとの判断基準、注意点を解説します。


目次[非表示]

  1. 1.業務用エアコンの修理を依頼する前に
  2. 2.業務用エアコンにおける修理と買い替えの特徴
  3. 3.業務用エアコンの修理と買い替えを判断する基準
    1. 3.1.エアコンの使用年数
    2. 3.2.不具合の内容
  4. 4.業務用エアコンの修理に関する注意点
    1. 4.1.動作チェックはオフシーズンに行う
    2. 4.2.定期メンテナンスとセットで依頼する
  5. 5.まとめ


業務用エアコンの修理を依頼する前に

修理を依頼する前に、業務用エアコンに生じている不調が故障によるものなのかを確認します。業務用エアコンの本体が故障していなくても、外的な要因や汚れの蓄積によって不調が生じているケースもあるためです。


▼業務用エアコンに不具合が生じた際にチェックする項目の例

不調の内容
チェック項目
電源がつかない
  • ブレーカーが落ちていないか
  • 操作リモコンが故障していないか
冷えない・暖まらない
  • 室外機の周りにものを置いていないか
  • フィルター詰まりは起きていないか
異音がする
  • ドレンホースが詰まっていないか
  • フィルター詰まりは起きていないか


チェック項目の内容に該当しない場合は、業務用エアコンの修理や交換を検討する必要があります。

なお、業務用空調機によくあるトラブルについてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

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業務用エアコンにおける修理と買い替えの特徴

軽微な改修・部品交換で対応できる場合には、買い替えるよりも修理を依頼するほうがコストを抑えやすくなります。ただし、頻繁に不具合が生じて修理の回数が増えるとコストが増加してしまう可能性があります。

業務用エアコンを最新の機種に買い替えた場合は、設備そのものが新しくなることで故障を繰り返しにくくなるほか、空調機能や省エネ性能の向上が期待できます。


▼業務用エアコンを修理するメリット・デメリット

メリット
デメリット
  • コストを抑えやすい
  • 迅速な復旧が可能
  • 機種が古いと修理の回数が増える可能性がある
  • 出張費が発生する場合がある
  • 重修理になるとコストが増える


▼業務用エアコンを買い替えるメリット・デメリット

メリット
デメリット
  • 故障しにくくなる
  • 空調機能や省エネ性能が向上する
  • コストがかかりやすい
  • 工事期間中はエアコンを使用できない



業務用エアコンの修理と買い替えを判断する基準

業務用エアコンの修理と買い替えを判断する基準としては、使用年数や不具合の内容が挙げられます。


エアコンの使用年数

使用年数が長くなった業務用エアコンは故障しやすくなり、修理を繰り返すうちにコストが嵩んでしまうリスクがあります。

業務用エアコンの法定耐用年数は、13年または15年です。この年数が買い替えを検討する一つの目安となります。


▼業務用エアコンの法定耐用年数

定格出力
法定耐用年数
出力22kw以下
13年
上記以外
15年


ただし、法定耐用年数を超えていない場合であっても修理の回数が増えていたり、最新の機器よりも光熱費が過度にかかったりしている場合には物理的・経済的な耐用年数を迎えている可能性があります。このような場合にも買い替えの検討が必要です。

なお、空調機の耐用年数についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

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出典:e-Gov法令検索『減価償却資産の耐用年数等に関する省令


不具合の内容

不具合の内容によっては軽微な修理では済まずに重修理となり、修理費が膨らみやすくなります。


▼重修理となる不具合の例

  • コンプレッサーの故障
  • 熱交換器の故障
  • 冷媒ガスの漏れ など


重修理となる場合、修理ではなく買い替えた方がコストが抑えられる可能性もあります。



業務用エアコンの修理に関する注意点

業務用エアコンの修理に関連して注意が必要な事項として、動作チェックの時期や定期メンテナンスの依頼が挙げられます。


動作チェックはオフシーズンに行う

業務用エアコンに不具合がないかを確かめる動作チェックは、オフシーズン中に行うことが重要です。

エアコンの稼働シーズンに入ってから故障が判明した場合、修理事業者が繁忙期でスケジュールを確保できなかったり、修理が終わるまでエアコンを使用できなかったりするリスクがあります。


定期メンテナンスとセットで依頼する

業務用エアコンの修理を行った際に定期メンテナンスをセットで依頼することで、修理後における故障の頻度を抑えたり、経年劣化の進行を遅らせたりする効果が期待できます。

また、故障を防げなかった場合でも早めに不具合を発見することで、軽微な修理で済ませやすくなると考えられます。

なお、空調のメンテナンスについてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

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まとめ

この記事では、業務用エアコンの修理について以下の内容を解説しました。


  • 業務用エアコンの修理を依頼する前にチェックする項目
  • 業務用エアコンにおける修理と買い替えの特徴
  • 業務用エアコンの修理と買い替えを判断する基準
  • 業務用エアコンの修理に関する注意点


業務用エアコンが故障した場合の対応には、修理と買い替えの2つがあります。軽微な修理であればコストを抑えながら迅速に対応できますが、買い替えの場合は空調性能や省エネ性能の向上も期待できます。

業務用エアコンの使用年数や不具合の内容に応じてどちらを行うか判断することが大切です。

TAKEUCHIでは、業務用エアコンの導入・リニューアルや定期的な点検・メンテナンス、故障対応などをトータルサポートしています。丁寧なヒアリングと現地調査を基に、企業様の抱える問題にオンリーワンの解決提案をいたします。

詳しくは、こちらの資料をご確認ください。

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