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オフィスの寒さ対策5選。空調の利用以外にできることとは

冬場になるとオフィスにいても寒さを感じたり、身体が冷えて不調を招いたりすることがあります。特に執務室や会議室、休憩室などは、滞在時間が長くなりやすいため、快適に過ごすための寒さ対策が必要です。

オフィスの施設管理者のなかには「寒さを防いで従業員の健康を守りたい」「冬本番を迎える前に、寒さ対策で何かできることはないか探している」という方もいるのではないでしょうか。

この記事では、空調を利用する以外に行えるオフィスの寒さ対策を紹介します。手軽に取り入れられる対策のほか、プロへの依頼が必要な対策までまとめました。

なお、業務用エアコンの導入・リニューアルに活用できる補助金は、こちらの資料にまとめています。ぜひご活用ください。

→【おすすめ!】記事と合わせて読みたい「空調設備導入に活用できる補助金と申請ステップを紹介」


目次[非表示]

  1. 1.オフィスが寒く感じる原因
  2. 2.オフィスでできる寒さ対策5選
    1. 2-1.室温を管理する
    2. 2-2.加湿器を併用する
    3. 2-3.サーキュレーターで空気を循環させる
    4. 2-4.ハイブリッドファンを取り付ける
    5. 2-5.窓の断熱化を行う
  3. 3.まとめ


1.オフィスが寒く感じる原因

オフィスが寒く感じる原因には、暖房の使い方や施設環境の影響が考えられます。


▼オフィスが寒く感じる原因

  • 暖房の設定温度が低い
  • 室内に温度差ができている
  • 窓の断熱性が低い など


体感温度は人によって異なります。暑がりな人が多い職場では、暖房の設定温度が低くなっている場合があり、寒く感じる人もいます。

また、デスクやパーティション、キャビネットなどの配置によって、暖房の暖かい空気が室内全体に届かず、温度差が生じている可能性も考えられます。暖かい空気は上部に滞留する性質があるため、特に足元が冷えやすくなります。

そのほか、窓に十分な断熱性が確保されていないことも原因の一つです。窓を介して熱の出入りが行われることで、窓際の座席で寒さを感じやすくなったり、暖房が効きにくくなったりします。



2.オフィスでできる寒さ対策5選

デスクワークが中心の従業員にとって、オフィスは一日のうち多くの時間を過ごす場所です。長時間にわたって寒さを感じる環境にいると、業務の集中力が低下したり、身体の不調やストレスにつながったりする可能性があります。

快適なオフィス環境を維持するには、防寒グッズの使用や身体を温める飲み物を飲むといった一時的な対策だけでなく、室内温度の管理を行うとともに、暖房の使用方法、設備環境を見直すことが重要です。


2-1.室温を管理する

暖房を使用する際は、適正な室温を保つように管理する必要があります。

建築物における衛生的環境の確保に関する法律(通称、ビル管理法)』では、空気環境の基準として室内温度の下限値・上限値が定められています。


▼ビル管理法に基づく室内温度

17℃以上28℃以下


エアコンの操作パネルで設定する温度と、実際の室温は必ずしも同じとは限りません。オフィスの各エリアで温度計測を実施して17~28℃の目安を維持することで、暖房の設定温度を低く設定し過ぎることによる寒さを防止できます。


出典:e-Gov法令検索『建築物における衛生的環境の確保に関する法律』/厚生労働省『冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気について


2-2.加湿器を併用する

暖房を使用する際は、加湿器を併用して室内の湿度を一定以上に保つようにします。同じ室温であっても、湿度が高いほうが体感温度が上がるとされています。

ビル管理法における空気環境の基準では、室内の相対温度が示されています。


▼ビル管理法に基づく相対湿度

40%以上70%以下


また、空気が乾燥すると喉の粘膜にある防御機能が低下して、風邪や感染症にかかりやすくなります。室内の湿度を一定以上に保つことは、従業員の健康維持や感染症を予防するうえでも重要な対策となります。

なお、業務用エアコンのなかには加湿機能を組み込んだオプションを利用できる機種があります。詳しくは、こちらの記事をご確認ください。

  業務用エアコンでも加湿ができる! オフィスや施設に設置できる加湿機器の種類とは オフィス・施設で加湿する場合、加湿業務用加湿器の使用が一般的です。ただし、業務用エアコンでもオプションによって加湿機能を搭載できるケースがあります。この記事では、業務用エアコンでできる加湿やほかの加湿機器について、概要や選び方のポイントを解説します。 TAKEUCHI株式会社


出典:e-Gov法令検索『建築物における衛生的環境の確保に関する法律』/厚生労働省『冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気について』『インフルエンザQ&A


2-3.サーキュレーターで空気を循環させる

サーキュレーターを設置して空気を循環させることも対策の一つです。

オフィスで暖房をつけていても、室内の形状や吹出口の向き、オフィス家具の配置などによって室内全体に暖かい空気が届かない場合があります。

暖房を使用する際にサーキュレーターを併用して上部に滞留している暖かい空気を循環させることで、「足元が冷える」「特定のスペースだけ寒い」といった現象を改善しやすくなります。


2-4.ハイブリッドファンを取り付ける

ハイブリッドファンは、業務用エアコンに後付けできるファンのことです。

複数枚の羽が付いたファンを吹出口に取り付けることにより、暖かい空気が拡散されて部屋の角まで届きやすくなります。「オフィス内の場所によって温度差がある」といった悩みの改善を図れます。


▼ハイブリッドファンの取り付けによる効果

  • 天井近くと床面の温度差を少なくして足元の冷えを抑えられる
  • 暖房効率が高まることにより、電気料金の削減を図れる
  • 直接的な風当たりをなくして快適性を高められる など


ハイブリッドファンは、大がかりな工事や電源の確保は必要がなく、既存の業務用エアコンに簡単に取り付けることが可能です。


2-5.窓の断熱化を行う

オフィスの寒さ対策として、窓の断熱化を行う方法があります。窓の断熱性を高めることにより、暖房によって暖められた空気が外に逃げにくくなり、室温の低下を抑えられます。

また、遮熱性の高い窓枠・窓ガラスに改修すると、外気の冷たさが室内に伝わりにくくなります。暖かい室内環境を維持しやすくなるほか、暖房効率を高めることが可能です。


▼窓の断熱化を行う方法

  • 窓に断熱・遮熱シートを貼る
  • 樹脂フレームや複層ガラスの窓に改修する など


なお、窓の改修については、空調をはじめとする施設内設備の設置・リニューアルを専門とするプロの事業者に依頼する必要があります。

→【おすすめ!】記事と合わせて読みたい「空調設備導入に活用できる補助金と申請ステップを紹介」



3.まとめ

この記事では、オフィスの寒さ対策について以下の内容を解説しました。


  • オフィスが寒く感じる原因
  • オフィスでできる寒さ対策


寒さを感じるオフィスは、集中力の低下や身体の不調を招く可能性があります。

冬場でも快適なオフィス環境を維持するには、室内の温度・湿度を一定以上に保つとともに、空気の流れを作って室温の均一化を図ったり、窓を断熱化して暖房を効きやすくしたりする対策が必要です。

TAKEUCHIでは、安心で快適な空気環境を創造する『気流ソリューション』を提供しております。最新の分析技術で空気の流れを可視化したうえで、効果的に冷暖房を行える空調設備へと改善を図ります。

業務用エアコンの導入・リニューアルに活用できる補助金は、こちらの資料にまとめています。ぜひご活用ください。

→【おすすめ!】記事の最後に読みたい「空調設備導入に活用できる補助金と申請ステップを紹介」

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