
【2026年(令和8年)度】東京都のゼロエミッション補助金とは|省エネ設備導入支援をわかりやすく解説
電気料金の上昇や脱炭素への対応が求められる中、設備更新の必要性を感じつつも、コストや進め方に悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そうした中で活用が検討されているのが、東京都が実施する「ゼロエミッション化に向けた省エネ設備導入・運用改善支援事業」、いわゆる「ゼロエミ補助金」です。
本制度は令和5年度から7年度にかけて実施された事業であり、令和8年度で最終となる予定とされています。
また、活用にあたっては工事前の申請および採択が条件となるため、スケジュールによっては対象とならない場合もあります。ご検討の際は、できるだけ早めのご確認・ご相談をおすすめいたします。
なお、ゼロエミ補助金の基本的な考え方や対象設備については、以下の記事でも詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。
→【おすすめ!】記事と合わせて読みたい「空調設備導入に活用できる補助金と申請ステップを紹介」
1.ゼロエミ補助金とは
ゼロエミ補助金は、東京都が推進する「ゼロエミッション東京」の実現に向け、CO₂排出量の削減を目的として、省エネルギー設備の導入や運用改善を支援する制度です。
都内の中小規模事業所を対象に、設備更新によるエネルギー使用量の削減を後押ししており、空調設備や照明、熱源設備など、幅広い設備が対象となっています。
また、本制度では単なる機器更新にとどまらず、導入前後のエネルギー削減効果を踏まえた計画が求められる点が特徴です。
東京都は、「2050年CO₂排出実質ゼロ」に貢献する取り組みとして、中小企業等のさらなる省エネルギー化を推進しており、その一環として設備導入や運用改善に要する費用の一部を助成しています。
2.対象となる主な設備
令和8年度においても、主に以下のような設備が対象とされています。
高効率空調設備(業務用エアコン等)
LED照明
換気設備・熱源設備
エネルギー管理システム(EMS)
中でも空調設備は、建物全体のエネルギー消費に占める割合が大きく、更新による省エネ効果が見込まれやすいため、本補助金の活用を検討されるケースが多い分野です。
3.補助内容の概要
本制度では、対象となる省エネルギー設備の導入に対して、費用の一部が助成されます。
補助率や上限額は申請区分や事業内容によって異なりますが、設備投資の負担軽減につながる点が大きな特徴です。
特に、省エネ効果の高い設備や、複数設備を組み合わせた計画の場合は、より高い補助率が適用されるケースもあります。
請区分 | 助成率 | 助成上限額 |
年間CO2排出量を更新前と比較して28t- CO2以上削減可能な省エネ設備の導入又は運用改善の実践を行う。 | 3/4 | 4,500万円 |
事前に省エネコンサルティングおよび省エネ診断を受診し、この提案に基づき、年間CO2排出量を更新前と比較して3t- CO2又は30%以上削減可能な省エネ設備の導入又は運用改善の実践を行う。 | 2/3 | 2,500万円 |
助成対象事業者が自ら計画を作成し、年間CO2排出量を更新前と比較して3t- CO2又は30%以上削減可能な省エネ設備の導入又は運用改善の実践を行う。 | 2/3 | 1,000万円 |
→【おすすめ!】記事と合わせて読みたい「空調設備導入に活用できる補助金と申請ステップを紹介」
4.令和8年度のスケジュール(予定)
ゼロエミ補助金は、年度ごとに申請期間が設定されており、タイミングを逃さないことが重要です。令和8年度も例年同様、複数回の公募が想定されており、おおよそ以下の流れで進むことが見込まれます。
交付申請 | 交付申請受付期間 | 工事完了届最終提出期限 |
第1回申請 | 令和8年4月21日(火)~令和8年5月8日(金)まで | 令和9年9月30日(木) |
第2回申請 | 令和8年6月15日(月)~令和8年6月26日(金)まで | 令和9年9月30日(木) |
第3回申請 | 令和8年7月31日(金)~令和8年8月14日(金)まで | 令和9年10月29日(金) |
第4回申請 | 令和8年9月16日(水)~令和8年10月2日(金)まで | 令和9年10月29日(金) |
第5回申請 | 令和8年11月9日(月)~令和8年11月20日(金)まで | 令和9年11月30日(火) |
第6回申請 | 令和9年1月18日(月)~令和9年1月29日(金)まで | 令和9年11月30日(火) |
※受付開始日9時から最終日17時まで(必着)です。
※各回の交付申請において、予算を超過した場合は、受付期間中に申請のあったものを対象に抽選を行います(先着順ではありません)。
出典:クール・ネット東京『ゼロエミッション化に向けた省エネ設備導入・運用改善支援事業』
5.空調設備更新のタイミングと補助金活用のポイント
空調設備は一般的に15〜20年程度で経年劣化が進み、効率が低下しやすく、更新による省エネ効果が比較的わかりやすく現れる設備です。
その一方で、建物の用途や利用時間、レイアウトによって最適な設備構成は大きく異なるため、補助金ありきで進めるのではなく、まずは現状の課題を整理し、無理のない更新計画を立てることが重要です。
また、光熱費の増加が気になっているタイミングでは、補助金も含めた検討を行うことで、結果的に投資負担の軽減につながる可能性があります。
TAKEUCHIでは、現地調査やヒアリングを通じて課題を整理し、建物ごとに最適な設備計画をご提案しています。さらに、気流シミュレーションなどを活用し、導入後の空間環境や省エネ効果を事前に可視化することで、納得感のある設備更新を実現します。補助金の活用についても、計画段階から整理し、無理のない進め方をご案内しています。
6.まとめ
補助金の活用にあたっては事前申請や採択が必要となるため、タイミングや進め方が重要になります。まずは現状を正しく把握し、無理のない計画を立てることが大切です。
「対象になるのか分からない」
「どこから検討すべきか整理したい」
このようなお悩みをお持ちの場合でも、現状の設備状況やご計画内容をもとに、補助金の適用可否や進め方を整理し、それぞれの状況に応じてご案内いたします。
下記、補助金申請ステップの資料もご参考にしていただきながら、まずはお気軽にお問い合わせください。




