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エアコンから花粉は入ってくる? 花粉の侵入と再飛散を防ぐ運用・管理方法とメンテナンスの重要性

花粉の飛散シーズンは、「室内にいるのにくしゃみが止まらない」「目や鼻の症状がつらい」といった体調不良が表面化しやすい時期です。花粉症によって生産性の低下につながることもあるため、室内でも空気環境の整備が重要です。

この記事では、エアコンと花粉の関係を整理したうえで、花粉の侵入を抑えるために施設管理者が現場で実施できる運用・管理方法とメンテナンスの重要性を解説します。

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目次[非表示]

  1. 1.エアコンから花粉は入ってくる?
  2. 2.花粉の侵入を防ぐ業務用エアコンの運用・管理方法
    1. 2-1.運転モードを使い分ける
    2. 2-2.フィルターや内部の清掃で花粉を除去する
    3. 2-3.窓・換気口などからの花粉侵入を防ぐ
  3. 3.花粉対策として重要なエアコンのメンテナンスとクリーニング
  4. 4.運用で改善しない場合は設備更新も検討する
  5. 5.まとめ

1.エアコンから花粉は入ってくる?

エアコンの運転によって、屋外の花粉が室内に直接入り込むことは基本的にありません。業務用エアコンは、室内の空気を吸い込み、冷暖房やろ過を行ったうえで室内に戻す“室内循環”が基本です。

一方で、室内で花粉が舞っているように感じるのは、すでに持ち込まれた花粉が空調の風で拡散するためです。花粉は主に以下の経路で室内に侵入します。

  • 窓や出入口の開閉

  • 人の衣類・資材への付着

  • 外気導入を伴う換気設備からの流入

花粉対策では、これらの侵入経路を抑えることに加えて、床面やフィルター周辺に溜まった花粉を除去し、再飛散を防ぐ運用が重要になります。

2.花粉の侵入を防ぐ業務用エアコンの運用・管理方法

花粉シーズンの空調管理では、運転設定だけでなく、清掃や侵入経路の管理まで含めて対策を行う必要があります。

2-1.運転モードを使い分ける

業務用エアコンの機種によっては、空気清浄機能や集塵性能を高めた運転方式を搭載している場合があります。

冷暖房能力だけでなく、空気を循環・ろ過することを重視した運転を意識すると、室内に浮遊する花粉を抑えやすくなります。

特に人の出入りが多い施設では、空調を止めるよりも、適切に運転を継続し、室内の空気を循環させる運用が効果的です。

2-2.フィルターや内部の清掃で花粉を除去する

エアコンのフィルターには、運転を続けるうちに花粉やホコリが蓄積します。汚れを放置すると、送風時に花粉やホコリが再飛散し、室内に広がる原因になります。

そのため、定期的なフィルター清掃は、花粉対策と空調効率の維持の両面で欠かせません。

また、フィルター以外にも、熱交換器や送風ファンなど内部に汚れが溜まることがあります。簡易清掃だけでは十分に除去できない場合もあるため、施設の利用状況に応じて清掃範囲や頻度を見直すことが必要です。

2-3.窓・換気口などからの花粉侵入を防ぐ

換気のために窓を開ける場合は、花粉の多い時間帯を避けるほか、換気設備のフィルター性能を見直すなどの工夫も必要です。

また、作業着や制服に付着した花粉をそのまま室内に持ち込むと、室内に花粉が広がる原因になります。

施設運営のルールとして、入室前に払い落とす・更衣スペースを設けるといった対策も有効です。

なお、花粉対策についてはこちらの記事もご確認ください。

3.花粉対策として重要なエアコンのメンテナンスとクリーニング

業務用エアコンは構造が複雑で、熱交換器や送風ファンには花粉やホコリ、カビなどが蓄積します。これらの汚れはフィルター清掃だけでは取り切れないため、必要に応じて専門業者による分解洗浄を検討しましょう。

エアコンクリーニングを実施すると、以下のような効果が期待できます。

  • 集塵・空気清浄機能が本来の性能を発揮しやすくなる

  • ニオイや汚れの改善につながる

  • 運転効率が改善し、省エネにつながる

花粉症対策だけでなく、施設の衛生環境と空調効率を維持するためにも、シーズン前に清掃計画を立て、定期的にメンテナンスを実施することが重要です。

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4.運用で改善しない場合は設備更新も検討する

花粉対策としてフィルター清掃や侵入経路の管理を行っても、症状の訴えやクレームが改善しない場合があります。その背景として、換気設備のフィルター性能不足や設備の経年劣化、空気の流れの偏りなど、運用だけでは解決しにくい要因が考えられます。

例えば、花粉対策を重視する場合は、高除去率フィルターを搭載した換気設備の導入や、適切な頻度での交換・清掃が欠かせません。既存設備の仕様や運用条件によっては、対策の効果が十分に出ないこともあります。

また、施設の用途や人の出入り、間取りによっては、特定のエリアに花粉が滞留しやすい状態になることがあります。このような場合は、換気量や運転条件の見直しに加えて、設備更新を含めた空調環境の改善を検討することが有効です。

TAKEUCHIでは、現地調査を通じて換気方式やフィルター仕様、運用状況を確認したうえで、施設に合った改善提案を行っています。また、『気流シミュレーション』を活用し、空気の流れや滞留しやすい箇所を可視化することで、関係者間で改善内容を共有しやすい形でご提案します。

気流シミュレーションイメージ

気流シミュレーションについて詳しく知りたい方は、こちらの資料もご確認ください。

5.まとめ

この記事では、エアコンと花粉の関係について以下の内容を解説しました。

  • エアコンから花粉は入ってくる?

  • 花粉の侵入を防ぐ業務用エアコンの運用・管理方法

  • 花粉対策として重要なエアコンのメンテナンスとクリーニング

  • 運用で改善しない場合は設備更新も検討する

エアコンの運転によって、屋外の花粉が室内に直接入り込むことは基本的にありません。ただし、メンテナンス不足や換気設備の運用不備、空気の流れの偏りによって、花粉が室内に滞留・再飛散することがあります。

施設における花粉対策は、エアコンの運用管理、定期的なメンテナンス・クリーニング、換気設備を含めた空調環境の調整を組み合わせて進めることが重要です。

花粉シーズンの不調やクレームを減らし、快適で衛生的な室内環境を維持するためにも、空調の専門家による点検・見直しをご検討ください。

TAKEUCHIでは、学校・福祉施設・病院・工場・オフィスなど、さまざまな建物・業界の空調工事、問題解決をサポートしています。施設の用途や課題に応じた最適な改善策をご提案いたします。

詳しくはこちらの資料をご確認ください。

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