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【業務用エアコン向け】冷媒ガスが漏れる原因。補充と買い替えのどちらを選ぶとよいか

業務用エアコンで見られる故障・不具合の一つに冷媒ガスの漏れがあります。

業務用エアコンには冷媒ガスが充填されており、空気を冷却・加熱する役割を担っています。冷媒ガスが漏れてしまった場合、冷暖房が正常に機能しなくなる可能性が生じます。

この記事では、業務用エアコンの冷媒ガスについて、漏れによる症状や漏れの原因、対処法、補充・修理の費用を解説します。

業務用エアコンの法定点検についてはこちらの資料をご確認ください。

→【おすすめ!】記事と合わせて読みたい「設備管理者が知っておきたい法定点検の基本知識」

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目次[非表示]

  1. 1.冷媒ガスが漏れているときに見られる症状
  2. 2.冷媒ガスが漏れる原因
  3. 3.冷媒ガス漏れの放置はNG!症状が現れた際の対処方法
  4. 4.業務用エアコンの冷媒ガス補充や修理にかかる費用
  5. 5.冷媒ガスの漏れが見つかった際に補充と買い替えのどちらを選ぶべきか
  6. 6.まとめ


1.冷媒ガスが漏れているときに見られる症状

業務用エアコンの冷媒ガスが漏れている場合、冷暖房が正常に稼働しなくなったり、エラーが発生したりします。


▼冷媒ガスの漏れによる症状

  • 冷暖房の効きが悪い
  • 吹出口から冷風・温風が出ない
  • 操作パネルにエラーコードが表示される など


業務用エアコンを稼働していても室内が冷えない、暖まらない場合には冷媒ガスの漏れを疑う必要があります。

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2.冷媒ガスが漏れる原因

冷媒ガスが漏れる原因としては、施工不備や室外機の破損、配管・部品の劣化などが考えられます。


▼冷媒ガスが漏れる原因

  • 取り付け・移設時の施工不備
  • 室外機の無理な移動や転倒による破損
  • 配管や部品の劣化による腐食 など


配管やバルブの接続部に不備があると、そこから冷媒ガスが漏れる可能性があります。また、施工不備による負荷によって部品が破損して漏れにつながるケースも見られます。

室外機を無理に移動させようとしたり、転倒させてしまったりした場合に冷媒ガスが漏れる可能性も考えられます。特に自然災害による転倒には対策が必要です。

また、業務用エアコンの配管や部品が経年劣化していると、腐食して冷媒ガスが漏れやすくなります。



3.冷媒ガス漏れの放置はNG!症状が現れた際の対処方法

冷媒ガスの漏れを放置していると冷暖房の稼働に影響があるだけでなく、ほかの部分の故障につながる可能性もあります。

冷媒ガスの漏れが疑われる場合には、迅速な対応を行うことが欠かせません。冷媒ガス漏れの修理には専門知識が求められるため、業務用エアコンの専門事業者への問い合わせが必要です。

この際、購入機種のエアコンメーカーや施工会社の保証についても確認しておきます。故障の内容や購入してからの期間によっては、修理費用を保証してもらえる可能性があります。


▼冷媒ガス漏れの漏れへの対処方法

  1. 業務用エアコンの専門事業者に問い合わせを行い、点検を依頼する
  2. 冷媒ガスが漏れていた場合は、補充と修理を依頼する
  3. エアコンメーカーや施工会社による保証の条件・期間を確認する



4.業務用エアコンの冷媒ガス補充や修理にかかる費用

業務用エアコンの冷媒ガスの漏れについて修理と冷媒ガスの補充が必要な場合、重修理となることから一般的な目安として10万円以上かかることが多くあります。

費用の内訳には、出張点検の費用や修理内容ごとの技術費、充填する冷媒ガスの代金などが含まれます。業務用エアコンの状況によっては、数十万単位の高額な費用がかかるケースもあります。



5.冷媒ガスの漏れが見つかった際に補充と買い替えのどちらを選ぶべきか

冷媒ガスの漏れに関する修理費用は高額になりやすいことから、場合によっては修理ではなく買い替えを行うことも考えられます。

特に、15年以上の長期にわたって使用している場合、冷媒ガスの漏れ以外にも突発的な故障が生じやすくなるため、買い替えは有効な方法の一つです。

また、最新の業務用エアコンは従来よりも省エネ性能が優れていることから、買い替えによって光熱費の削減も期待できます。

なお、業務用エアコンの耐用年数についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

  空調機の耐用年数とは? 寿命が短くなる原因と安定稼働を実現するポイント 学校や介護施設、オフィスなどで、快適で過ごしやすい施設環境を保つために空調機は欠かせません。しかし、空調機は長期間使用すると部品の摩耗・破損などで故障する場合があります。今回は、空調機の耐用年数と寿命が短くなる原因、リニューアルを実施するタイミングについて解説します。 TAKEUCHI株式会社



6.まとめ

この記事では、冷媒ガスの漏れについて以下の内容を解説しました。


  • 冷媒ガスが漏れているときに見られる症状
  • 冷媒ガスが漏れる原因
  • 冷媒ガスの漏れによる症状が現れた際の対処方法
  • 業務用エアコンの冷媒ガス補充や修理にかかる費用


業務用エアコンに充填されている冷媒ガスは、空気を冷やしたり温めたりする役割を持ちます。そのため、冷媒ガスが漏れてしまうと冷暖房が正常に稼働しなくなります。

冷媒ガスの漏れを放置しておくと、ほかの箇所の故障にもつながる可能性があるため、業務用エアコンの専門事業者へと迅速に問い合わせることが重要です。

併せて、エアコンの使用年数も再確認し、10年から15年以上経過している場合は、修理よりも買い替え(リニューアル)の検討をおすすめします。冷媒漏れは修理費用が高額になりやすい事象です。特に、長期間使用した機器の場合、買い替える方が経済的かつ効果的なケースが多くあります。

また、買い替える際は既存機器の使用年数を踏まえ、最適な対応を選ぶことがポイントです。

TAKEUCHIでは、学校や介護施設、工場、オフィスなどにある空調設備において、建物の規模・用途を踏まえた最適なソリューションをご提案いたします。導入後の定期的なメンテナンスや突発的なトラブルへの対応などもトータルサポートしており、安心で快適な施設環境を維持します。

業務用エアコンの法定点検についてはこちらの資料をご確認ください。

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