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スポットバズーカによる冷房で体育館の熱中症対策を! 空調設備に選ぶメリット・デメリットとは

体育館においては、夏場の熱中症対策が欠かせません。運動やスポーツ中には筋肉で大量の熱が生じることから、熱中症リスクが上昇します。

また、体育館は災害時における避難所としても使用されるケースがあり、熱中症対策は避難所での二次被害を予防するためにも重要です。

体育館における熱中症対策として、スポットバズーカの導入が考えられます。

この記事では、スポットバズーカの概要や体育館に導入するメリット・デメリット、体育館における空調設備の選定ポイントについて解説します。

体育館の空調導入についてはこちらの資料をご確認ください。

→【おすすめ!】記事と合わせて読みたい「コストや運用への不安解消!体育館空調の導入ポイント」

【体育館空調 導入ガイド】コストや運用への不安解消!体育館空調の導入ポイント


目次[非表示]

  1. 移動式のスポットエアコン『スポットバズーカ』とは
  2. 体育館の空調設備にスポットバズーカを選ぶメリット
    1. ①施工費がかからない
    2. ②熱がこもる場所を狙って効率よく冷やせる
    3. ③除湿も併せて行える
    4. ④メンテナンスがしやすい
  3. 体育館の空調設備にスポットバズーカを選ぶデメリット
    1. ①床面の設置スペースが必要になる
    2. ②均一的な温度調整が難しい
    3. ③送風音が発生する
    4. ④空気が乾燥しやすい
  4. 体育館の空調設備を選定する際のポイント
  5. まとめ


移動式のスポットエアコン『スポットバズーカ』とは

スポットバズーカとは、株式会社イーズが販売する移動式の大風量スポットエアコンです。空間全体の温度を調節するのではなく、直進性の冷風によって空間を局所的に冷やします。

学校体育館では空調設備の導入が進んでおらず、その要因の一つとして施工費の高さが挙げられます。移動式で施工が不要なスポットバズーカならば、体育館にも導入しやすいと考えられます。


▼体育館における空調設備の設置状況(2024年9月時点)

学種
体育館の保有数
空調設置済みの数
設置率
小学校
18,612
3,353
18.0%
中学校
14,004
2,797
20.0%
高等学校
10,246
1,435
14.0%

文部科学省『公立学校施設の空調(冷房)設備設置状況について』を基に作成


なお、学校体育館における空調設備の導入状況についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

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出典:株式会社イーズ『ぐっぴーバズーカ シングルタイプ(一体型)』/文部科学省『公立学校施設の空調(冷房)設備設置状況について



体育館の空調設備にスポットバズーカを選ぶメリット

体育館の空調設備にスポットバズーカを選ぶメリットとして、施工費がかからないことのほかに熱がこもる場所を狙えることや除湿を行えることなどが挙げられます。また、メンテナンスがしやすい点もスポットバズーカの特徴です。


①施工費がかからない

スポットバズーカは室内機と室外機の一体型となっており施工工事が不要なことから、空調設備の導入に必要なイニシャルコストのうちの施工費がかかりません。

3相200V電源につなぐだけで、簡単に使用できます。


②熱がこもる場所を狙って効率よく冷やせる

スポットバズーカは移動が可能なほか、直進性のある大風量の風を送れることから、空間内における特定のエリアを狙って冷やせます。

体育館のような広い空間全体を冷やす場合、空調設備に大きな馬力が必要です。特定のエリアに絞ることで、より小さな馬力の空調設備による効率的な冷却が実現します。


③除湿も併せて行える

スポットバズーカは空間を冷やすだけでなく、除湿性能も併せ持ちます。

熱中症対策においては、温度だけでなく湿度も重要です。湿度が高い場合、熱中症リスクも高くなります。除湿性能に優れたスポットバズーカを利用することで、熱中症リスクの低減が期待できます。


④メンテナンスがしやすい

スポットバズーカはメンテナンスがしやすい空調設備です。

フィルターがついていないため、フィルター掃除の必要がありません。加えて、目詰まりが生じた場合にも水洗いできるため、メンテナンスが簡単に行えます。

メンテナンスがしやすいことで、空調の効果を維持しやすくなると期待できます。


→【おすすめ!】記事と合わせて読みたい「コストや運用への不安解消!体育館空調の導入ポイント」

【体育館空調 導入ガイド】コストや運用への不安解消!体育館空調の導入ポイント



体育館の空調設備にスポットバズーカを選ぶデメリット

体育館の空調設備にスポットバズーカを選ぶ場合、設置スペースや均一的な温度調整、送風音、空気の乾燥などに関するデメリットがあります。


①床面の設置スペースが必要になる

スポットバズーカは床に設置して使用する空調設備のため、導入時には床面の設置スペースが必要です。特に室内機と室外機が一体化しているタイプはその分だけサイズが大きくなります。

また、体育館のような広い建物においては複数のスポットバズーカを設置することから、その分だけ設置スペースの確保が求められます。


②均一的な温度調整が難しい

スポットバズーカは特定の場所を狙って冷やすタイプの空調設備のため、均一的な温度調整を行うことは難しいといえます。

空間全体の温度管理を行いたい場合は、ほかの空調設備を検討することが有効です。


③送風音が発生する

スポットバズーカは大風量の風を用いて冷却を行うため、一般的な空調設備よりも大きな送風音が生じやすいといえます。

場合によっては騒音のように感じられる可能性があるため、人が集まる場所からは離れた位置に設置することが重要です。ある程度の距離があっても、スポットバズーカの風は届きます。


④空気が乾燥しやすい

スポットバズーカは空間内の冷却と除湿を同時に行うことから、湿度が高くないときに使用した場合は空気が乾燥しやすくなります。

空気が乾燥するとのどの粘膜における防御機能が低下するため、感染症のリスクにつながる可能性があります。



体育館の空調設備を選定する際のポイント

体育館の空調設備を選定する際は、体育館の広さや構造、予算などに合わせて空調設備を選定することがポイントです。

体育館は、災害時の避難場所としても指定されるため、一日を通して空調の運転が必要になるケースがあります。また、避難生活を送ることから快適性の維持も求められます。

スポットバズーカでは対応が難しい場合、ほかの空調設備を導入することも検討する必要があります。

なお、体育館に設置される空調設備の種類についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

  学校の体育館にも空調設備が必要! 代表的な4つの種類と導入時のポイント 近年、公立の小中高校における空調設備の導入数は増加傾向にあります。一方で、体育館においては十分に設置が進んでおらず、小中学校で15.3%、高等学校で8.1%と設置率が低くなっています。生徒・教員が快適かつ安全に過ごせる施設環境を確保するには、体育館にも空調設備の設置が求められます。この記事では、体育館で空調設備の設置が必要とされる理由や代表的な種類、導入する際のポイントについて解説します。 TAKEUCHI株式会社



まとめ

この記事では、体育館へのスポットバズーカの導入について以下の内容を解説しました。


  • スポットバズーカの概要
  • 体育館の空調設備にスポットバズーカを選ぶメリット
  • 体育館の空調設備にスポットバズーカを選ぶデメリット
  • 体育館の空調設備を選定する際のポイント


スポットバズーカは、株式会社イーズが販売する移動式の大風量スポットエアコンです。施工費用がかからないため、体育館に導入しやすい空調設備といえます。効率的な冷房や除湿が行えて、メンテナンスしやすい点も特徴です。

一方で、床面の設置スペースが必要となるほか、均一的な温度調整には向いていません。また、送風音による騒音や空気の乾燥などの問題も生じます。

体育館の空調設備を選定する際は、予算だけでなく体育館の広さや構造についても考慮することが重要です。

TAKEUCHIでは、学校・介護施設・工場・オフィスなどにおいて空調設備のリニューアルをトータルサポートしています。丁寧なヒアリングと現地調査を踏まえて、施設の課題に応じた解決策をご提案いたします。


体育館への空調導入についてはこちらの資料をご確認ください。

→【おすすめ!】記事の最後に読みたい「コストや運用への不安解消!体育館空調の導入ポイント」

【体育館空調 導入ガイド】コストや運用への不安解消!体育館空調の導入ポイント


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