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冷媒配管とは。耐用年数の目安と取り換えが必要になるタイミング

業務用エアコンは、施設内の温湿度や空気環境を快適に保つために欠かせない設備です。しかし、長年にわたって使用し続けていると冷媒配管の劣化が進み、不具合が生じたり、空調の効きが悪くなったりする可能性があります。

夏場・冬場には冷暖房の運転が必要になるため、シーズンを迎える前に冷媒配管に問題がないか確認しておくことが重要です。

この記事では、業務用エアコンの冷媒配管について一般的な耐用年数や取り換えが必要になるタイミング、寿命を長く保つ方法について解説します。

なお、空調設備の管理や点検についてはこちらの資料をご確認ください。

→【おすすめ!】記事と合わせて読みたい「設備管理者が知っておきたい法定点検の基本知識」


目次[非表示]

  1. 1.冷媒配管とは
  2. 2.冷媒配管の一般的な耐用年数
  3. 3.冷媒配管の取り換えが必要になるタイミング
  4. 4.冷媒配管の寿命を長くする方法
    1. 4-1.定期的な点検・メンテナンスを実施する
    2. 4-2.内部洗浄(クリーニング)を依頼する
  5. 5.まとめ


1.冷媒配管とは

冷媒配管とは、業務用エアコンの室内機と室外機をつないで冷媒を運ぶための配管です。


▼冷媒配管の設置イメージ

冷媒配管の設置イメージ

画像引用元:経済産業省『提出資料


冷媒は、圧力によって液化・気化を繰り返す流体のことです。冷媒配管を通じて循環する際に空気中の熱を移動させることで、室内の温度調整を行います。

業務用エアコンを設置する際には、冷媒配管に冷媒の充填が行われます。配管径は各機種の能力によって異なりますが、太い銅線は気体、細い銅線は液体を運ぶ役割があり、2本がペアになっています。

また、冷媒配管の長さは各機種によって許容範囲が定められています。室内機と室外機の距離が遠くなるほど長い冷媒配管が必要となります。


出典:経済産業省『提出資料



2.冷媒配管の一般的な耐用年数

冷媒配管の一般的な耐用年数は、30年程度とされています。

一方で、学校・病院・工場・オフィスなどで設置されている業務用エアコン本体の耐用年数は13~15年程度とされています。そのため、本体のリニューアルを1回目に行うときには冷媒配管を再利用して、2回目のリニューアル時に交換する方法が考えられます。

ただし、冷媒配管は一度設置すると硬化していくことから、1回目のリニューアルの時点で劣化・破損してしまい、一度も再利用できないケースもあります。



3.冷媒配管の取り換えが必要になるタイミング

冷媒配管の寿命は、冷暖房の使用状況や設置環境によって変わります。耐用年数の目安を超えていなくても、劣化の現象が見られる場合には取り換えが必要です。


▼冷媒配管が劣化したときに見られる現象

  • 冷暖房の機能低下
  • 配管からの異音・異臭
  • 配管の結露 など


冷媒配管の劣化によって腐食や破損が起きると、空調の効きが悪くなったり、冷媒が漏れたりするトラブルにつながります。

特に本体のリニューアルで冷媒配管を再利用する際には、ひび割れが起きやすくなります。業務用エアコンのリニューアルを行う際には、「冷媒配管の交換を併せて行えるか」「再利用できる状態か」などを専門の事業者に相談することがポイントです。

設置場所や機種によっては冷媒配管の設計に時間を要する可能性もあるため、余裕を持って依頼することが重要です。


→【おすすめ!】記事と合わせて読みたい「設備管理者が知っておきたい法定点検の基本知識」



4.冷媒配管の寿命を長くする方法

冷媒配管の劣化は、さまざまな要因によって生じます。


▼冷媒配管が劣化する要因

  • 冷媒管の材質
  • 冷媒の種類
  • 冷媒とコンプレッサーオイルの相性
  • 冷媒の運転圧力
  • 温度管理 など


冷媒配管の劣化を防ぐには、定期的な点検・メンテナンスや内部洗浄(クリーニング)を実施する方法があります。


4-1.定期的な点検・メンテナンスを実施する

専門の事業者に依頼して、定期的に冷媒配管を含む業務用エアコンの点検・メンテナンスを実施することが望まれます。

冷媒配管は、化粧カバーやテープで保護されており、外見からは表面や内部の劣化状態を把握できません。定期的な点検を行い、劣化状況に応じて部品交換やひび割れの修復などを行うことで耐用年数を伸ばせる可能性があります。


なお、点検・メンテナンスを実施する頻度はこちらの記事で解説しています。

  空調のメンテナンスを行う重要性。耐用年数やタイミングとは? 学校や病院、工場、オフィスなどの施設では、快適な室内環境づくりのために空調設備が導入されています。しかし、空調設備を長年使用し続けると、電子部品の摩耗や性能の低下などによって不具合・故障につながる可能性があります。この記事では、施設内に導入されている業務用の空調設備に関するメンテナンスの重要性と一般的な耐久年数、メンテナンスの内容などについて解説します。 TAKEUCHI株式会社


4-2.内部洗浄(クリーニング)を依頼する

冷媒配管の内部には、不純物や鉱物油などの汚れが付着しやすく、劣化が進行する原因の一つとなります。

専門の事業者に依頼して、業務用エアコンの本体内部と冷媒配管を洗浄することで寿命を延ばすことにつながります。

なお、本体のリニューアルに伴って冷媒配管を再利用する場合にも、特別な洗浄方法を用いて配管内の洗浄を行うことが必要です。



5.まとめ

この記事では、冷媒配管について以下の内容を解説しました。


  • 冷媒配管の概要
  • 一般的な耐用年数
  • 取り換えが必要になるタイミング
  • 冷媒配管の寿命を長くする方法


冷媒配管の耐用年数は30年程度とされていますが、冷暖房の使用状況や設置環境によって劣化のスピードは異なります。腐食・破損が起きると空調の性能低下や冷媒の漏れが発生する可能性があるため、注意が必要です。

冷媒配管の寿命をできるだけ長くするには、定期的な点検・メンテナンスと内部洗浄を依頼することが重要です。また、本体のリニューアルを行う際には、冷媒配管の交換も併せて相談することがポイントです。

TAKEUCHIでは、快適な施設環境をつくる空調設備のトータル改善をサポートしております。機種の選定や設計、導入後のメンテナンスまでお任せください。

なお、空調設備の管理や点検についてはこちらの資料をご確認ください。

→【おすすめ!】記事の最後に読みたい「設備管理者が知っておきたい法定点検の基本知識」


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