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空調を省エネルギー化するには? 運転方法の見直しと設備改善のポイント

近年、世界的な燃料価格の高騰や円安を背景に、国内の電気料金が上昇しています。学校や介護施設を運営する法人、一般企業においては、電気料金の上昇が事業の運営に大きな影響を及ぼしているケースも見られます。

電気料金の削減を図るための施策の一つに、施設内に備えている空調設備の省エネルギー化が考えられます。

企業や法人の担当者のなかには、「どのように空調の消費電力を抑えるのか」「省エネルギー化に役立つ空調設備はあるのか」などと気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、空調の使用電力を削減する運用方法や省エネルギー化を推進する空調設備について解説します。


目次[非表示]

  1. 1.空調の消費電力を抑える運転方法
  2. 2.空調の省エネルギー化につなげる設備改善のポイント
    1. 2.1.①全熱交換器を導入する
    2. 2.2.②空調設備を自動制御できる機器・システムを導入する
    3. 2.3.③ガス空調を導入する
  3. 3.ハイブリッド空調で省エネルギー化を実現
  4. 4.まとめ


空調の消費電力を抑える運転方法

現在ある空調設備の運用方法を見直すことで、消費電力を削減して省エネルギー化につながる可能性が期待できます。


▼運用方法の見直し例

  • 空調設備の設定温度を変更する
  • サーキュレータや扇風機を活用する
  • 室内機・室外機のメンテナンスを実施する など


環境省の『家庭のエネルギー事情を知る』によると、空調設備の設定温度を1℃緩和した場合の消費電力量は、冷房時に約13%、暖房時に約10%削減されると見込まれています。空調設備の設定温度と実際の室温が異なる場合もあるため、施設内に温度計を設置して室温を調整することがポイントです。


空調設備で冷暖房を行う際には、サーキュレータや扇風機を併用して部屋の空気を循環させることも有効です。サーキュレーターによって部屋の温度を均一にすることで、冷やしすぎ・暖めすぎを防いで電力の消費を抑えられます。

また、室内機・室外機の部品やフィルターに汚れ・ホコリが溜まっている場合、空調設備の運転能力が低下して無駄な電力を消費します。長年使用し続けている場合には、経年劣化によって冷暖房のパフォーマンスが落ちて電力の消費につながることもあります。

空調設備の能力を維持するには、定期的に点検とメンテナンスをして汚れ・ホコリの除去や部品交換などを行うことが重要です。

空調のメンテナンスについては、こちらの記事をご確認ください。

  空調のメンテナンスを行う重要性。耐用年数やタイミングとは? 学校や病院、工場、オフィスなどの施設では、快適な室内環境づくりのために空調設備が導入されています。しかし、空調設備を長年使用し続けると、電子部品の摩耗や性能の低下などによって不具合・故障につながる可能性があります。この記事では、施設内に導入されている業務用の空調設備に関するメンテナンスの重要性と一般的な耐久年数、メンテナンスの内容などについて解説します。 TAKEUCHI株式会社


出典:環境省『家庭のエネルギー事情を知る



空調の省エネルギー化につなげる設備改善のポイント

空調設備そのものや周辺設備を改善することによって、省エネルギー化を図る方法もあります。現在導入している空調設備を長期間使用していたり、リニューアルを検討したりしている施設では、設備本体の見直しが有効です。


①全熱交換器を導入する

全熱交換器とは、換気時に室内から排気する空気の温度を外から吸入した空気に移すことで、換気による温度変化を抑える機器のことです。

室内の空調負荷のうち、約30%前後が換気による外気負荷とされています。

全熱交換器を導入すると、換気時に温度・湿度を合わせた空調エネルギーを逃さずに、空気だけを入れ替えることが可能です。空調負荷を低減することによって、空調の省エネルギー化とCO2排出量の削減を図れます。

また、全熱交換器は換気で失われる潜熱も回収するため、室内の乾燥防止にもつながります。


出典:環境省『全熱交換器の導入


②空調設備を自動制御できる機器・システムを導入する

空調設備の運転を自動制御する機器やサービスを活用することで、電力消費量のロスを防いで省エネルギー化を図れます。


▼空調設備を自動制御できる機器・システムの例

  • 人感センサー
  • インバータ
  • 遠隔制御システム


人感センサーは、人を検知して自動で空調のオン・オフを切り替えたり、風量設定を調整したりする機器です。人感センサーが備わった空調設備を選ぶと、人の移動が頻繁に行われる学校や介護施設、工場、オフィスなどでも効率的に空調の運転を行えるようになります。

インバータは、空調設備の圧縮機をコントロールすることで設定温度どおりに室温を安定的に保つ装置のことです。インバータが搭載された空調設備は、非搭載の場合と比べて省エネルギーで運転することが可能です。

また、空調設備を管理して自動制御するシステムも存在します。空調設備の使用電力を監視・記録して、快適性を損なわない範囲で運転をコントロールすることで電力消費量を削減できます。


③ガス空調を導入する

ガス空調とは、電力の代わりにガスを用いる空調設備のことです。電気を利用する電気空調と比較して、以下の特徴があります。


▼ガス空調と電気空調の特徴

空調の種類
特徴
ガス空調
  • 消費電力が少ない
  • CO2排出量を抑えられる
  • 災害に強い
電気空調
  • 電気代のみで使用できる
  • メンテナンスがしやすい
  • ガス配管工事が必要ない


ガス空調は、電気空調と比べて電力消費量を抑えられるため、空調設備の省エネルギー化とランニングコストの削減を図れます。

なお、ガス空調には、ガスヒートポンプ(GHP)とガス吸収式の2つのシステムがあります。


▼ガス空調の2つのシステム

システムの種類
仕組み
ガスヒートポンプ(GHP)
  • ガスエンジンの排熱を利用するシステム
  • 外気温の変化に左右されず、常に安定した室温を維持できる
ガス吸収式
  • 水が蒸発する際に生じる気化熱を冷媒とするシステム
  • 温室効果ガスの一種となるフロンを使用しないため、地球環境にやさしい



ハイブリッド空調で省エネルギー化を実現

TAKEUCHIでは、ハイブリッド空調による空調設備の改善をトータルサポートしています。

ハイブリット空調とは、ガス空調と電気空調を組み合わせた空調設備のことです。負荷予測や電力需要、ガス・電気の料金に応じて、ガスと電気の電力バランスを調整することで、エネルギーコストの削減を図れます。

また、空調設備の運転を遠隔制御できるサービス『スマートマルチ×エネシンフォ』にも対応しています。


▼スマートマルチ×エネシンフォ

『スマートマルチ』は、ガス空調(GHP)と電気空調(EHP)を組み合わせて、“ガスと電気のベストミックス”を実現する空調設備です。クラウド制御サービスの『エネシンフォ』でエネルギー使用料の可視化と使用燃料の遠隔制御を行うことで、年間のランニングコストを約37%削減できます。

さらにTAKEUCHIでは、快適で省エネな施設環境をつくるために、全熱交換器の導入や定期的な保守・メンテナンスなどにも対応しています。



まとめ

この記事では、空調の省エネルギー化について以下の内容を解説しました。


  • 空調の消費電力を抑える運転方法
  • 空調の省エネルギー化につなげる設備改善のポイント
  • 省エネルギー化を実現するハイブリッド空調


空調の省エネルギー化を図るには、運転方法を見直して消費電力を削減する方法と、空調設備そのものや周辺設備を改善する方法があります。現在の空調設備を長期間使用している場合や、リニューアルを検討している施設では、高効率な空調設備・システムの導入が有効です。

全熱交換器や空調設備を自動制御できる機器・システム、ガス空調などを導入することで、省エネルギーでの運転が可能になりランニングコストの削減につながります。また、ガス空調と電気空調を組み合わせたハイブリッド空調を導入するという選択肢もあります。

TAKEUCHIでは、ハイブリッド空調による空調設備の改善をトータルサポートしています。学校・介護施設・工場・オフィスなどの施設の課題に合わせた空調をプランニングして、省エネルギー化と快適性の向上を実現します。

詳しくは、こちらから資料をご覧ください。

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